2010年09月11日

入試改革進行中。


----------
投票用紙が到着されていない方は、実家等をご確認ください。
「宛先不明」で義塾に返送されている場合は、投票用紙の再送も可能ですので、塾員原簿の更新と再送願いを塾員センターまで。

----------


【投票は、ぜひ「H-2:西富亮介」へお願いします】




お知り合いの塾員の方に私をご紹介いただける方は、こちらの「紹介パンフレット」をご活用ください。
(応援してくれる有志の方々に作成していただきました。(どうやら私が自分を紹介するとカタイらしく)





みなさん、お元気ですか。
西富です。




高校生にとっては夏休みを越えると、いよいよ志望校(大学・学部)を決める段階を迎えるかと思いますが、入試制度も様々な形で変わってきています。





私自身が大学受験をしたのは、94年および95年だったわけですが、最終的に入学した法学部政治学科にはその頃、筆記試験の後に「面接」がありましたが、今はその制度はありません。

そのかわり、ではないでしょうが、現在の法学部には「FIT入試」という名前のAO(アドミッションズ・オフィス)入試が実施されています。


慶應義塾大学 学部入試案内



私が受検した頃と違うと言えば、
私自身が受験をしていない2つの大学も印象に残っています。



一つは東京大学。

実は、今、後期日程の定員は文科一類から理科二類までで100名しかありません。
私が受験していた時代の三分の一となっており、科類の別もない形になっています。

東京大学 入学者選抜方法等の概要


もう一つはICU(国際基督教大学)。

以前から、試験方式は普通の大学受験科目とは違った試験形態だったわけですが、入試時点で「進学したい学科」を選択する方式でした。
しかし現在では「アーツ・サイエンス学科」という形で一学科となり、入試時点での選択する必要がなくなっているんです。(学科の中で「31のメジャー」が存在する形に変わっています)

国際基督教大学 入学試験案内




なぜ、こんな記事を書いているかというと、以下の記事を見つけて、「あぁ、色々考えているんだなぁ」と感心したからです。




国公立大入試要項まとまる 北大は「総合入試」導入
《報道記事:共同通信:9月3日付》



kokokara----------

 国立大82校と公立大78校の2011年度入試要項が3日までに出そろった。

 大手予備校などによると、受験生の個性を重視するアドミッション・オフィス(AO)入試は10年度と同程度の約60校。廃止する大学がある一方で、埼玉大工学部などが新たに実施する。

 北海道大は学部別入試に加えて「文系」「理系」のくくりで学生を募集する「総合入試」を導入。これに伴い理、薬、工、農の4学部は、前期日程の学部別入試を廃止した。

 今春、私立大から公立大に移行した静岡文化芸術大と名桜大は、いずれも前期・後期の分離分割方式で入試を実施する。

 来春からは高知女子大が共学化して高知県立大となり、福山市立女子短大も同様に福山市立大として開学する予定。

 主な日程は次の通り。

 センター試験の出願受け付け 10月1〜14日▽センター試験 11年1月15、16日▽追試験・再試験 同22、23日▽国公立大の出願受け付け 同24日〜2月2日▽国公立大の前期日程試験 同25日以降▽公立大の中期日程試験 3月8日以降▽国公立大の後期日程試験 同12日以降


----------kokomade



私が感心したのは、北海道大学の「総合入試」です!



北海道大学 総合入試案内



実は北海道大学は、理、医、工、歯、水産の5学部で既にAO入試を一部導入しているのですが、それに加えて今回「総合入試」という仕組みが導入されることになりました。


北海道大学 総合入試解説資料(PDFファイル)


これは、東大の文科・理科の考え方に近そうな仕組みですが、文系・理系でそれぞれ「総合入試」を行い、その枠で合格した学生は、一年間「総合教育部」に属して、リベラルアーツを中心とした基礎教育が行われ、二年次以降に移行する学部を選んでいくというものです。


北海道大学 総合入試案内パンフレット(PDFファイル)


文系では、総合入試が100、それ以外に文・教育・法・経済の各学部も学部独自入試を行う形になっているのですが、理系は理・薬・工・農の各学部への入試が全て「総合入試」に含まれることになり、学部別入試がなくなるということになっています。


学問分野の違いが、理系学部に比べて「低い」とされる文系学部で、なぜ学部別の枠が残っているのかは大いに謎ですが、入学前の高校生にとっては「どの分野でどんな内容が学べるのか分からない」ことが多い中で、画期的な試みだと思います。

しかも、学部間の壁が比較的「高い」(学部ごとに拠って立つ「学問領域」が明確に分類される)とされる国立大学において、この試みがされているところに意気込みを感じます。






翻って義塾のことを考えてみると、せっかく「日吉」という空間に2年間(文学部は1年間、SFCは別ですが)という時間を共有しているわけですから、学部ごとの「雰囲気」があるので、急に入試制度を統合すべきという気はあまりないのですが、「○○学部としての基礎教育」ではなく、「慶應義塾としての基礎教育」を学部横断で積極的に実施し、2年次における転部転科などももっとやり易くしても良いのではないかと常々考えているのですが・・・






【投票は、ぜひ「H-2:西富亮介」へお願いします!】





----------
↓お読みいただきありがとうございました。宜しければクリックお願いします。
にほんブログ村 教育ブログ 大学教育へ
posted by Tommy at 21:03| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 大学一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。