今日9月19日、三田キャンパスにおいて、平成20年度9月の大学院学位授与式と学部卒業式が行われました。
3月の大学院学位授与式と学部卒業式は、いずれも日吉キャンパスの記念館で実施されるのですが、9月度の卒業式(ならびに入学式)は三田での実施です。
理由は簡単です。対象者が少ないからです。
実はつい数年前まで3月の大学院学位授与式も三田で開催されていたのですが、法務研究科(ロースクール)開設などによって対象者数が増えたことなどもあって3月は日吉開催になりました。
今日は、まず10時から大学院学位授与式が、13時から学部卒業式という形で進みました。
式次第:大学院学位授与式
開式
学事報告(西村常任理事)
学位記授与(安西塾長)
式辞(安西塾長)
教職員代表挨拶(岡野医学研究科委員長)
塾歌斉唱
閉式
式次第:学部卒業式
開式
学事報告(西村常任理事)
学位記授与(安西塾長)
表彰状授与(安西塾長)
式辞(安西塾長)
教職員代表挨拶(阿川総合政策学部長)
在学生代表送辞
卒業生代表答辞
塾歌斉唱
閉式
スケジュールはほぼ同じなのですが、話される中身が微妙に違います。
安西塾長の式辞を例にとると、博士・修士のみなさんに対しては「研究者として」の話を中心に、学部のみなさんに対しては「義塾で過ごした4年間の意味」という具合に。
それよりも典型的だったのは、教職員代表式辞のお二人でした。
岡野医学研究科委員長は、ご自身が博士号を得た後に行った「武者修行(海外の大学での講演旅行)」を中心に、研究者としての矜持についてお話をされていました。
一方の阿川総合政策学部長はというと、自身が塾を卒業していない(交換留学先で中退し、そのジョージタウン大学を卒業することになった)ことを例に出して「塾を卒業する、ということが自分には羨ましいことである(自らの選択だったとはいえ)」や「卒業するというという事実は、その後がどうなるかは別として良いことである(ミッション系だったジョージタウンで聞いた「News is Good」をもじって)」ことを話されていました。
いずれにしても、なかなか含蓄のあるお話でした。
でも、こういう話って、聞いた当時はピンと来ないことが多いんですよね(私だけ、でしょうか?)。
私自身も、自分の卒業式の時にどんな話をしてもらったのかは、ほとんど覚えてません。
でも、今の立場で改めてそれぞれの式典に出て話を聞くと、今更ながら「なるほどね」と思うことが多くあります。
やはり、大人の話は「多少は耳を傾けるべき」もののようです(苦笑)。
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11月8日:「創立150年記念式典」まで、あと50日
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