平成21年度大学入学式
《ニュース:慶應義塾:09年4月6日付け》
ご存知の通り、昨年創立150年を迎えた義塾にとって151年目の新入生ということになります。

実は、この入学式には別の意味がありました。
この、現在の「日吉記念館」での最後の入学式なんです。
大学院の入学式は、明日火曜日に三田キャンパスの西校舎ホールで予定されているので、日吉記念館での式典系イベントはこれが本当最後なんです。
この入学式を最後に(蝮谷の体育館建設のスピード次第ですが)日吉記念館は解体され、2011年度の卒業式までに新しい記念館に建て替わることになっています。
現在の記念館は、創立100年記念事業の一環として建てられた建物ですが、それから50年経ち、老朽化に加え耐震面などの問題もあり、この創立150年事業の一環として建て替えることになったというわけです。
ということで、この意味深い入学式に出席すべく日吉に向かったわけですが、山手線が人身事故で運転を見合わせており、危うく間に合わないところでした・・・
開式
学事報告
式辞
学部長等紹介
教職員代表祝辞
塾員代表祝辞
入学の辞
卒業50年(昭和34(1959)年三田会)記念塾員代表寄付目録贈呈
塾歌斉唱
閉式

今回の入学式の中で印象的だったのは、「塾員代表祝辞」「卒業50年(昭和34(1959)年三田会)記念塾員代表寄付目録贈呈」の二つでしょうか。

今年の塾員代表祝辞は、現在評議員も務められていらっしゃる、日本アイ・ビー・エム最高顧問の北城恪太郎君でした。
北城さんは、「私も40年近く前に皆さんと同じように入学式に参加し、塾員代表の方から祝辞をいただいたはずなのですが、どなたからお話いただいたかは残念ながら覚えていません。従って皆さんも、私が話していたかどうかなどは覚えておいていただく必要はないのですが、これからお話しする3つのことは覚えておいてください」と話を始められ、会場の笑いを誘ってらっしゃいました。

また、今年の入学式へ招待されていた、卒後50年の塾員の皆さん方ですが、この大先輩方は、大学4年生の時に創立100年記念式典を、新築直後の日吉記念館で体験し、日吉記念館にとって初めての卒業式を行った「特別な年」の方々なのです。
そして、この「二度目の」入学式をもって、この日吉記念館が解体される、と。


入学式が終わり、外に出てみると、そこはまさに、人、ヒト、ひと。
卒業式は「卒業生」+「保護者」+「卒後25年招待塾員」ですが、
入学式は「新入生」+「保護者」+「卒後50年招待塾員」+「新人勧誘の学生たち」
なのです。
新入生:6500、保護者:2000、卒後50年招待塾員:1000、これに加えての新歓学生たちですから、あの瞬間の日吉には1万2千人ぐらいはいたのではないでしょうか。

以前は、駅に出るには銀杏並木を通るしかなく「逃げ道」がなかったわけですが、今年からは第四校舎独立館という別ルートが出来たおかげで、信号の前まではスムーズに出ることが出来ました。


とはいえ、後ろを振り返ってみると・・・

まさに壮観です。
銀杏並木の向こうに「今の」記念館をみるこの絵も、これで最後ですかね。

来年の入学式は、どこでするんでしょうね?
----------
2009年10月18日:2009年慶應連合三田会大会まで、あと193日
----------
----------
↓お読みいただきありがとうございました。宜しければクリックお願いします。
