2009年06月21日

6月の新橋演舞場「NINAGAWA十二夜」

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1999年三田会、登録受付中
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先月は海老蔵&団十郎でしたが、
今月は菊之助の「NINAGAWA十二夜」@新橋演舞場へ行って参りました。


090620_12thnight.jpg
演舞場前の「十二夜」のポスター


ポスター


「十二夜」公式サイト




この演目の原作はシェークスピアの戯曲「十二夜」で、これを蜷川幸雄が歌舞伎演目として再構成したものです。


初演が1601年から1602年頃ということで、日本では1600年に関が原の戦いがあり、1603年の徳川家康による幕府開府(征夷大将軍宣下)までの間にあたります。


ということで蜷川版「十二夜」も、日本のほぼ同時代の設定(実際は歌舞伎の設定になるので、時代考証の正確性は期待してはいけないわけですが)ということで作られていました。



5月の海老蔵&団十郎は、両演目とも通し狂言の一幕を演じていたものだったのですが、今回の「十二夜」は二幕構成の通し狂言でした。


しかもこの演目は菊之助が双子の役を演じるということで早着替えが一つの見所となっており、同じく早着替えの尾上菊五郎とともに、凝った演出の作品でした。


配役:
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斯波主膳之助/獅子丸実は琵琶姫  尾上菊之助
織笛姫  中村時蔵
右大弁安藤英竹  中村翫雀
大篠左大臣  中村錦之助
麻阿  市川亀治郎
役人頭嵯應覚兵衛  坂東亀三郎
従者久利男  尾上松也
海斗鳰兵衛  河原崎権十郎
従者幡太  坂東秀調
比叡庵五郎  市川團蔵
舟長磯右衛門  市川段四郎
左大弁洞院鐘道  市川左團次
丸尾坊太夫/捨助  尾上菊五郎
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なかなか良く練られた作品でした。


観客も、通常の歌舞伎の演目と違って(おそらく菊五郎だからなのでしょうが)比較的若い女性が多く、演目中も「大向うからの掛け声」よりも拍手が多いという、普通の江戸歌舞伎とは違った空間になっていました。(舞台装置も、ですね)


台詞も江戸歌舞伎よりも現代語に近くなっていることもあり、古典はちょっとという方にもお勧めです。




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2009年10月18日:2009年慶應連合三田会大会まで、あと119日
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posted by Tommy at 21:55| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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