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今月頭に中期展示に出かけた「夢と追憶の江戸−高橋誠一郎浮世絵コレクション名品展」ですが、いよいよ後期展示も23日までということだったので、再び三井記念美術館に足を運びました。

三井記念美術館入口1
「夢と追憶の江戸−高橋誠一郎浮世絵コレクション名品展−」
確かに前期・中期・後期、全作品入替えとは書いてあったのですが、実はやや疑ってました(苦笑)。
でも、本当に入れ替わっていました、浮世絵は。
絵で唯一入れ替わってなかったのは、いつもは銀座の交詢社にある高橋誠一郎先生の肖像画だけでした。
それ以外は、例外なく入れ替わってました。
そんな形の展覧会だったので、名称こそ期間を通じて同じでしたが、時期によって全く違う作品が見れるという、非常にユニークな展覧会でした。(あぁ、前期を逃してしまった・・・)
時代の節目に居合わせた人間のある種の使命感といったものもあったのでしょうが、よくぞここまで蒐集しておいてくれたと、感謝の気持ちさえ沸いてきました。

三井記念美術館入口2
その後は、もう一つの江戸時代の文化の名残である歌舞伎へ。
今月の新橋演舞場は「花形歌舞伎」ということで、若手による舞台でした。

演舞場前の演目ポスター
新橋演舞場 花形歌舞伎
見に行った夜の部の演目は2つ。
一つは「三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)」、もう一つは「鬼揃紅葉狩(おにぞろいもみじがり)」。
一、通し狂言
三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)
<幕>
序 幕 大川端庚申塚の場
二幕目 割下水伝吉内の場
本所お竹蔵の場
三幕目 巣鴨吉祥院本堂の場
裏手墓地の場
元の本堂の場
大 詰 本郷火の見櫓の場
<役者>
お嬢吉三 菊之助
和尚吉三 松 緑
お坊吉三 愛之助
十三郎 松 也
おとせ 梅 枝
長沼六郎 種太郎
源次坊 亀 寿
土左衛門伝吉 歌 六
二、鬼揃紅葉狩(おにぞろいもみじがり)
<役者>
更科の前実は戸隠山の鬼女 亀治郎
八百媛 菊之助
従者小諸次郎 亀 寿
同 碓氷三郎 種太郎
侍女実は鬼女 松 也
同 梅 枝
同 巳之助
同 右 近
同 隼 人
同 吉 弥
平維茂 松 緑
今回の演目は二つともかなり見ごたえのある演目でしたが、特に「鬼揃紅葉狩」のほうは、演出が猿之助ということで、だいぶ動きが現在化されてダイナミックな演目になっていました。
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