2010年01月19日

ミス増加というけれど・・・

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先週の新聞に、こういう内容の記事がありました。



大学入試 ミス増加
昨年283件 私大6年で2.6倍 機会増え点検甘く
《新聞記事:読売新聞:1月13日付》



-----ここから

のべ300万人以上が受験した昨シーズンの国公私立大入試で、大学側の「入試ミス」が283件に上ったことが、文部科学省の調査で分かった。

 特に私立大は統計を取り始めた2003年の2・6倍に増えており、学生獲得のため受験機会を増やした結果、問題作成が多くなってチェックがおろそかになった面も指摘されている。合否に影響したものは国公私立大で計23件。今週末に実施される大学入試センター試験をはじめ、今シーズンは新型インフルエンザの影響で追試験を実施する大学も多く、ミスが続出する可能性もある。

 調査は、山形大で過去5年間で合格者400人以上を不合格にしていたミスが01年に判明したのを機に、同省が03年入試から開始。同年のミスは、全国で157件(110校)だったが、その後、ほぼ毎年増え続け、昨シーズンは283件(156校)だった。


 このうち、8割(223件)は私立大のミスで、03年(86件)から2・6倍に増えた。同省によると、国公立も含め、ミスの内容は、9割が出題と採点に関するものだという。

 専修大では、昨年2月に実施した入試のミスが年末に発覚し、17人の追加合格者を出した。学徒出陣に関する誤った記述を見つけて解答する日本史の問題で、四つの選択肢のうち二つで当時の文部大臣の名前を誤るなどの単純ミスをしており、担当者は「点検が甘かった。受験生に本当に申し訳ない」と平謝りだ。

 大手予備校「河合塾」によると、アドミッション・オフィス(AO)入試や推薦入試を除いた一般入試での私立大の受験機会は、03年から08年入試までの5年間で1・4倍に増えた。入試制度に詳しい松本亮三・東海大教授は、「受験生集めもあって同じ学部が何度も試験を行い、作成する問題数が増加している。過去問との重複を避けるなど負担は重いのに、作成する教員の数が多くなるわけはないので、チェックがおろそかになっている」と指摘する。

 文科省によると、今年は新型インフルエンザへの感染が疑われる受験生のため、国公立の66%(116校)、私大も45%(418校)が追試を実施予定。3月2日に全学部一括の追試験を実施する法政大の担当者は、「うちも昨年は3件のミスがあった。本番までに徹底的に点検します」と話していた。

-----ここまで


簡単に言ってしまえば
「入試でミスが増えている。特に私立で。全体での割合は8割。最近は試験方式が増えているので、インフルエンザ対策の追試も含め、今後も増える可能性がある」
という記事です。


ミスの推移というグラフもあり、これを見る限り、確かに記事の言うとおりなんです。



が、ちょっと待てよ、と。


確かに私立の入試ミスが増えているのは事実なんです。

でも、よくよく考えてみると、「入試」の母数が違いすぎるのでは、と。


平成21年度の学校基本調査(by文部科学省)によると、国立86校・公立92校・私立595校で、全体に占める私立の割合は77.0%です。

国公立大学のほうが基本的には学部数が多いので、その分を差し引いたとしても国公立と私立の割合や3:7か4:6ぐらいでしょう。

それを前提として考えると、今の状態は確かに「試験の数に比例してミスが発生している」と言えますが、過去を振り返ってみると「私立大学はよくミスを防いでいた/国公立大学が意外にコンスタントにミスが多い」ことが見えてきます。



私立の入試ミスが増えていることを指摘するのも良いのですが、国家予算(税金)で運営されながら、ミスが減少することがない(私立のミスが増加したことによって相対的に良くやっているように見えるようになってしまった)国公立のほうが問題のような気がします・・・





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posted by Tommy at 00:33| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 大学一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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