今年2010年は、卒業生評議員選挙が実施されます。
投票用紙が届くためには、塾員原簿の更新が必要です。
住所変更等による塾員原簿の更新は塾員センターまで。
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リーマンショックをはじめとする昨今の経済状況の激変を受け、多くの大学では経済的支援の対策を行っています。
わが義塾でも2008年からは
家賃補助制度(給付)
を、
2009年からは
慶應義塾創立150年記念奨学金(給付)
を新設しています。
しかし、これを凌ぐ「アツイ」奨学金が
上智大学において始まるようです。
経済的支援のための新たな奨学金制度
「学生支援・ホフマン特別奨学金」の設置について
−教職員冬期期末手当予算を財源として−
《ニュースリリース:上智学院:2010年2月》
ニュースを見て、正直目を疑いました。
驚きは、その「財源」です。
「教職員の2009年度冬期期末手当予算の一部を財源として」なんです!!
ここから-----
現在、我が国の経済情勢および雇用情勢は、学校法人上智学院が設置する学校に在籍する学生の学業継続に対しても影響を与えています。
このような状況に鑑み、本学では教職員の2009年度冬期期末手当予算の一部を財源として、新たに「学生支援・ホフマン特別奨学金」制度を創設しました。
具体的には、経済的に困窮する学生100名を対象に一人当たり10万円を支給し、学業継続を積極的に支援することとしました。
2010年は、本学の初代学長であるヘルマン・ホフマン先生が来日してからちょうど100年の節目の年にあたります。
この節目の年に、キリスト教ヒューマニズムに基づき、「Men and Women for Others, with Others −他者のために、他者とともに生きる−」という教育精神を掲げる本学の教育理念を具現化した「学生支援・ホフマン特別奨学金」制度に、一人ひとりを大切にする教育を実践する本学教職員の思いが込められています。
[奨学金制度の概要]
(1)名称「学生支援・ホフマン特別奨学金」
(2)対象
上智大学、上智短期大学および上智社会福祉専門学校に在学する学生・生徒(学部生・大学院生・外国人学生を含む、
自宅生・自宅外生を問わない。)で、経済的に困窮していると認められる者。
(ただし、休学している者、および正規の修業年限を越えて在籍する者を除く。)
(3)奨学金の支給額及び支給方法
@期 間: 2010年度から2012年度の3年度間
A採用者数: 各年度、100名
B支給金額: 1名につき、10万円
C支給時期: 各年度、4月または5月
※上智短期大学および上智社会福祉専門学校に在学する学生・生徒については、上記の奨学金制度を準用して、奨学金を支給します。
-----ここまで
奨学金に回る財源は毎年1000万円×3年ではありますが、
まさに「身銭を切る」この奨学金を設定できる上智に脱帽です。
さはさりながら、わが義塾の場合は、敢えて恐れずに言えば、こういうことが「日常」だったりするんですよね、恐らく。
『三田評論』には、毎月幾多の寄付金の申込実績が記載されています。
寄付された皆さんの属性はどこにも書いていない訳ですが、社会で活躍されている塾員の方々が多いのはもちろんのこと、教員や職員の方のお名前も見受けられます。
上智にように組織的に、というよりは、義塾の場合は伝統的に、そして文化として根付いているのかもしれません。
この良き伝統をいかに次代に伝え、守り育てていくかが懸案です。
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