2010年02月20日

入試も佳境ですが・・・。ちょっと待てよ、と。

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今年2010年は、卒業生評議員選挙が実施されます。
投票用紙が届くためには、塾員原簿の更新が必要です。
住所変更等による塾員原簿の更新は塾員センターまで。

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先日、大学の学生募集の一環としてキャラクターを採用している大学が出てきていると言う話を書きましたが、まさに2月、大学入試花盛りです。


義塾でも入試が佳境に差し掛かっています。


学部が増えたこともあり、今は以下のような入試順になっています。


12日:薬学部★
13日:看護医療学部(一次)★
14日:理工学部
15日:文学部
16日:法学部
17日:経済学部
18日:商学部
19日:総合政策学部
20日:環境情報学部
21日:医学部(一次)
22日:看護医療学部(二次)★
3月4日:医学部(二次)


私が受験した十数年前と比べると、新設学部が「コア日程」の前後に入試をしている様子がよく分かります。(★が私が入学した後の新設)


2010年度 一般入学試験 試験日程




それぞれの受験者数も2月5日時点で確定しています。

2010年度 慶應義塾大学一般入学試験 入学志願者数状況(最終確定数)


学部別・入試制度別に、募集人員と受付数は以下の通りです。


文学部 人文社会学科(580)4547(昨年4641)
経済学部 経済学科 A方式(500)5445(昨年5280)
経済学部 経済学科 B方式(250)2599(昨年2982)
法学部 法律学科 A方式(50)1209(昨年1312)
法学部 法律学科 B方式(230)2878(昨年3084)
法学部 政治学科 A方式(50)806(昨年1098)
法学部 政治学科 B方式(230)2218(昨年2284)
商学部 商学科 A方式(560) 4452(昨年4417)
商学部 商学科 B方式(140)2904(昨年2725)
医学部 医学科(66)1879(昨年1989)
理工学部 学門1(125)1831(昨年1617)
理工学部 学門2(110)914(昨年1119)
理工学部 学門3(130) 1891(昨年2081)
理工学部 学門4(160)2362(昨年2188)
理工学部 学門5(125)1553(昨年1681)
総合政策学部 総合政策学科(275)3170(昨年3550)
環境情報学部 環境情報学科(275)3287(昨年3458)
看護医療学部 看護学科(70)723(昨年712)
薬学部 薬学科(6年制)A方式(10)808(昨年762)
薬学部 薬学科(6年制)B方式(140)1990(昨年2216)
薬学部 薬科学科(4年制) A方式(5)327(昨年255)
薬学部 薬科学科(4年制) B方式(15)437(昨年438)

受験者総数(募集人員:4098)48620(昨年49889)


総数では昨年から見ると1200名ほど減っているのですが、学部によっては受験者数が増えているところもあります。


そうは言っても、そもそも論として、18歳人口そのものが減っているんですよね。

その中でこれだけの受験者数をいまだに確保できているのは、これまでの幾多の先輩たちが築いてくれた基礎の上に成り立っているわけですが、この状態がどこまで続けられるかは、また別問題です。




上記の、いわゆる「一般入試」とは別に、代表選手はSFCのAO入試ですが、それに類する制度が400名。



この「一般入試ではない入学選抜による入学者」が、大学業界全体では、爆増しています。

ようは「青田買い」です。

一般入試より前に、何らかの理由で入学許可を出す仕組みです。




この仕組みが「氾濫」していることは、世の中一般に「悪しきこと」と受け止められているようです。

その一般的な言説は「試験で能力を証明することなく大学に入れてよいのか」というもののようですが、私自身は、それはそれで良いと思っています、「入口」という点に限って言えば。




そもそも入学試験で先発するという発想は、大学側の「売り手市場」を前提にしており、「大学に入る(そして卒業する)」ということが希少機会として世の中に認知されているという環境でのみ有効な方法です。


しかし今や、「大学」に入ることが希少機会とはなっていないわけですから(「特定の大学」に入ることは別として)、もはや通用しないはずなんです。


そうなってくると、問題になってくるのは「入口」よりも「出口」になります。


私としては「出口」よりも「通路」がとても気になっているのですが。


通路、すなわち大学の中で何を教えるか、何が学べるかということですが、これに関して、大学内部の配慮や対応が足りなすぎるのではないか、と。




学力選抜されていない学生を捕まえて、「学問」を教え込もうなんて、的外れも良いところです。

先生たちは自分たちを「研究者」だと思っているかもしれないのですが、もはや大学そのものが希少ではなくなったこの世の中において、先生たちの第一の使命は「教育」に成りつつあります。

その事実を真摯に受け止めることがまだまだなのではないか、と。




義塾でも、上記のようにまだ「選抜」できてはいますが、義塾の本来の姿を考えるのであれば、「選抜」に頼ることなく、「慶應義塾は教育を目的とする」(慶應義塾規約2条1項)という原点に立ち返り、義塾や福澤先生のの教育や思想に共鳴する人材を広く募るかたちの「入試」も考えていく必要があるのではないでしょうか。












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posted by Tommy at 21:44| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 慶應義塾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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