今年2010年は、卒業生評議員選挙が実施されます。
投票用紙が届くためには、塾員原簿の更新が必要です。
住所変更等による塾員原簿の更新は塾員センターまで。
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みなさん、お元気ですか。
西富です。
いよいよ年度末。
明日からは新年度ですね。
私が勤めている会社は、会計年度が数年前に九月末になったので、
やや穏やかな年度末を迎えています。
(とはいえ「半期締めの申請は経営管理上重要だからきちんと申告するように」とお達しが・・・)
まだ寒い日が続いていますが、明日からは気温も上がり、
桜も今週末が見頃のようですね。
2006年の11月以降、3年半の期間をかけて
ようやく100名の評議員をブログ上で紹介し終えることができました。
本来であればもう少し迅速に掲載して行けば良かったのですが、
どちらかと言えば、ほかの話題があまりないときに掲載するような方針で書いてきていたので、
結果的にここまで時間がかかってしまいました。
しかも、年度内に掲載を終わらせようとしたので
この一週間は、ひたすら掲載することに・・・
現職の評議員にどんな方がいるのかは、
現在でも義塾のウェブサイトで確認することが出来ます。
慶應義塾評議員名簿
そして、評議員会がどのような権限を有しているかは、
組織図と、規約によって確認することが可能です。
慶應義塾組織図
評議員会が理事会より上に描かれている組織図は、
おそらく日本国中探してもこれだけかと・・・
慶應義塾規約
評議員会の権限は以下のように定義されています。
ここまで広範囲に権限を有するのは、義塾独自の体制です。
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第20条 @ 次に掲げる事項は,評議員会の議決によって定めることを要する。
1 この規約で評議員会の議決を要するものとした事項
2 事業計画,予算,借入金(当該会計年度内の収入を以て償還する一時の借入金を除く)及び重
要な資産の処分に関する事項
3 大学の学部,大学院,図書館,研究所,その他重要な施設の設置,分合,廃止
4 学事又は人事に関する規則であって,収支に重大な影響のあるものの制定又は改廃
5 収益事業に関する重要事項
6 その他法人運営に関する重要事項で理事会が適当と認めたもの
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とはいえ、よほどの人でなければ
ここまで細かく確認することはないでしょうし、
他大学との違いを見出すのも、また難しいと思います。
評議員が100名だと言うことも、
そのうち30名だけが選挙によって選ばれる枠(卒業生評議員)だと言うことも、
私自身ですら、調べなければ分かりませんでしたし
直接お会いすることが出来た大半の方が
「評議員って、偉いヒトがなるものだとばっかり思っていた」
という認識をお持ちなのも、また事実です。
ただ、実際には選挙に立候補し、
当選さえすれば
私のような若輩者であっても評議員となれるわけですし(私の場合は、繰上げ当選ですので、正々堂々言える訳でもありませんが)、
この制度(卒業生を巻き込んで、学校運営の最高意思決定機関を構成する)は、
「結社」としての慶應義塾の凝集性を高めるために
一定の貢献が出来ているのではないかと考えています。
その一方で、評議員候補として見識を競うのではなく、組織的(企業ぐるみ?)な集票活動によって評議員となる(へとボスを送り出す?)事例もそれなりにあるようで、
評議員という地位を望む心理と選挙という仕組みの性格からして止むを得ないかなとは思うものの、
残念です。
いよいよ明ければ四月。
選挙の季節が近づいています。
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