今年2010年は、卒業生評議員選挙が実施されます。
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皆さん、お元気ですか。
西富です。
相変わらず、天候が落ち着かないですね・・・
しかもアイスランドでは火山まで。
いったいどこまで不順なんでしょうか。
さて、東洋経済に以下のような記事を見つけました。
国内MBAの光と影――不況で志願者が増えるが、質低下の懸念も
《雑誌記事:東洋経済:4月16日付》
記事の要旨としては
・キャリアアップの一つとしてMBAが人気。
・現在は、MBAでも経済的事情から国内、特にパートタイム(全日制ではない)MBAが人気。
・とはいえ、MBAマーケットでは質低下の懸念
・質低下の一つは「専門職大学院」制度による新規校の増設
という感じです。
この議論、不思議な前提があるなと感じます。
それは
「MBAと呼ばれるものには、どの大学かを問わず一定の水準が担保されるべき」
というものです。
その前提があるからこそ、専門職大学院という制度や夜間コースの増加が「MBAの質」を低下させるという議論が成り立っているんですよね。
これは、
「大学であれば、すべからく一定の水準が担保される」
というのと同じ様な議論だと思うんです。
そして、この命題は、今誰もが認識しているように成り立たない。
「大学であるかどうか」も重要ですが、
「どの大学か」も重要ですよね。
それと一緒で、MBAも
「MBA」であることが重要ではなく
「どの大学のMBA」か、が重要なはずです。
日本におけるMBAコースの老舗である、慶應のビジネススクール(大学院経営管理研究科)の歴史は1978年に始まり、既に30年以上経過していますが、それ以外のスクールの歴史は、ついこの前始まったばかりです。
MBAの本場であるアメリカでは、既に100年近い歴史を有していますが、それから比べれば、日本のMBAコースはまさに「ベンチャー」であると言えるでしょう。
「ベンチャーである」という認識を、設置者側も受講者側も認識して取り組めば、ギャップはある程度解消できるのではないでしょうか。
ベンチャーに大企業並みの福利厚生を求めるのは無理です。
ベンチャー自身も、状況に甘えていると淘汰されます。
お互いの覚悟が問われているのではないでしょうか。
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