2010年08月06日

大学の矜持


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今年2010年は、卒業生評議員選挙が実施されます。
投票用紙が届くためには、塾員原簿の更新が必要です。
住所変更等による塾員原簿の更新は塾員センターまで。

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みなさん、お元気ですか。
西富です。


来年度の予算編成では「一律10%削減」が予定されており、大学もその例外ではないそうで、各地の大学では反対声明が出されたり、どんなことが起こりうるのかの試算がなされたりしています。


政府交付金10%減額の影響 − 試算
国立大学財務・経営センター 研究部長  金子元久




そんななか、文科省のつれない態度にも負けず「学生を守る」姿勢を示している大学の取り組みを知ったのでぜひ共有したく。



高知大、独自予算で学費半額免除 今年度128人対象
(新聞記事:朝日新聞:7月29日付)




kokokara-----

経済的問題から学費免除を申請しても国の予算額などの制約で受けられない学生128人に対し、高知大は大学独自の予算で、今年度に限り授業料を半額免除することを決めた。

 高知大で今年度前期に授業料免除を申請した学生は、経済状況の悪化を反映し、昨年度より46人多い634人に増えた。うち567人は免除の基準を満たしていた。

 だが、文部科学省が定めた予算枠の制約などのため、実際に受けられたのは439人で、残り128人は受けられなかった。

 このため、同大は27日、128人に大学独自の予算で学費を半額免除することを決定。後期も同様の助成措置をとる。予算額は前後期合わせて約3430万円を見込んでいる。

 大学院でも昨年度から、40人を対象に年間授業料の25%を免除しているが、今年度から免除額を50%に増やす。これに伴う予算額は535万円を見込んでいる。


-----kokomade

文科省からの予算を超えて、自らの裁量で金額を手当てするんて、「国立大学」ではなく「国立大学法人」になったからかもしれません。

それにしても、これに輪をかけて、交付金を削減しようとしているんですよね・・・


高校は無償化する一方で大学は削減。


予算がゼロサムゲームになりつつあるのは分かるのですが、国家が「将来」に投資をしなくてどうするのでしょうか。


「コンクリートから人へ」は一体どうなったことやら・・・






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posted by Tommy at 23:44| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 大学一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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