2月3日が何の日かは、塾生・塾員なら知らない人はいない「はず」。
何を隠そう2月3日は、福澤諭吉先生のご命日であり、その名も「雪池(ゆきち)忌」なのです。
先生のお墓は現在、三田キャンパスから歩いて10分ほどの麻布十番の「麻布山善福寺」に安置されています。
門前
義塾の中にはいくつか「言い伝え」がありますが、その中の有名なものの一つとして「福澤先生の命日にお参りをすると落第しない」があります。(他には「日吉の銀杏並木が散るまでに彼女ができないと、一生彼女ができない」とか・・・)
私も遡ること10数年前、単位を落として留年しては困ると思って墓参したのが始まりだったわけですが、以来、毎年この日になると「お参りしないと何か起こるのでは」と腰が定まらず、以来今日まで毎年、お参りしています。
塾長もいらしているそうなのですが、私はそのタイミングに遭遇したことはありません。
墓所前
この日は、墓所の入り口に、応援指導部(たぶん)の手による記帳所と線香販売のテントが立ち、そこで記帳をして、線香を買って(一束:100円)、順路に従って先生のお墓の前に進みます。
先生のお墓は、線香の煙で充満し、花が墓石の周囲一帯に手向けられています。
いつのころからか荷物置き用の台が置かれるようになったので、そこに手荷物とコートを置き、先生のお墓に手を合わせるわけです。
この手を合わせる瞬間は、もはや私にとっては初詣と同じくらいの位置を占めていて、「前1年間にあったこと」と「この後1年間でやろうと思っていることや考えていること」を報告する場となっています。
墓所
今回についてはなんと言っても、評議員に就任したことを報告し、微力ながらも可能な限り義塾の発展に貢献する旨を固く誓いました。
(この後、テストがあったので、それが上手くいくようにもお願いしましたけど)
【関連リンク】
雪池忌
麻布山善福寺(Wiki)
【関連書籍】