先日のブログ(3月26日付)に薬学部の件を書きましたが、この独立2研究科についても、3月20日に開催された評議員会で新設の是非が問われ、最終的には可決し、このサイト開設に至っています。
この2研究科
・大学院メディアデザイン研究科
・大学院システムデザイン・マネジメント研究科
は、これまでの研究科とは、大きく異なります。
まず、なんといっても
「直接関係のある学部を持っていない」
ということが挙げられます。
これまでの大学院は、多かれ少なかれ、既存の学部を前提として、その全部か一部に対応する立て付けになっているわけですが、この2研究科はまさしく「複合領域」に対応する独立研究科であって、特定の学部との関係を持たない構造になっています。
(研究科委員長はそれぞれ、KMDが環境情報、SDMが理工ですが)
二つ目に挙げられるのは
「英語だけで修了可能」
ということです。
プレスリリース(PDF)を読むと分かるのですが、それぞれの研究科に「英語でも修了可能」という文言が見て取れます。
これまで義塾の大学院は基本的に「日本語」を前提としてきたことを考えると、かなり画期的なことです。
三つ目に挙げられるのは
「独立採算を目指しているプログラムである」
ということです。
これは、ウェブサイトやプレスリリースには全く書かれていない、評議員会提出資料にあった話なのですが、既存の学部・大学院に迷惑をかけず、かつ先端的な分野に取り組むということで、この2研究科は独立採算を想定されているそうです。
(あ、サイトにはお金の話、一切出ていないですね、まだ)
これも、これまでの大学は、一般的に言って「どんぶり勘定」だったことを考えると、この試みは管理会計への第一歩として特筆すべきことかと思います。
【関連サイト】
複合領域の老舗
政策・メディア研究科
【関連書籍】
追伸:ま、評議員会の席上は、「かなり」やり取りがありましたが・・・