この3月、計3つの「卒業式」に出席しました。

1)東京大学大学院 学位記授与式(3月22日)

2)慶應義塾大学 卒業式(3月23日)

3)慶應義塾大学大学院 学位授与式(3月29日)
1)は、自分が当事者として、2)3)は評議員として、です。
こんな短い期間に複数の「卒業式」に出てみると、色々な違いが見えてきます。
たとえば、上記3つの伝え方。
1)東京大学大学院
は、式次とそこで述べた告辞が、文字情報のみで正確に伝えられている一方で、
2)慶應義塾大学
3)慶應義塾大学大学院
はいずれも、ダイジェストが写真つきで掲載されている。
中身も、これまた結構違う。
それぞれに「学事報告」があったわけですが、
1)東京大学大学院
は、その年度に東京大学大学院に起こった様々な学事について詳細に報告があった一方(冊子で数ページに及ぶ!!)、
2)慶應義塾大学
3)慶應義塾大学大学院
での「学事報告」は、卒業生/修了者の人数の紹介のみ。
(こっちが私にとっての基準だったので、東大の学事報告の長さには本当に驚きました)
なんといっても「おぉ」っと思ったのが、卒業生/修了生の扱い。
1)東京大学大学院
では、学事担当の古田理事が「個人情報法などもあり、皆さんの個人情報は今日これをもって利用できなくなります。したがって、卒業後も皆さんとコンタクトを取るためには、皆さん自身に学友会に登録していただく必要があるので、ぜひ登録をお願いします」という趣旨の「お願い」だったんです。正直、へぇ、そんな断らなくたって、いいじゃん、と思いました。
というのも、
2)慶應義塾大学
では(自分のときもそうだったし、今回もそうだったのですが)、卒業式が終わった途端に(まったく隙間なく)、その空間は直ちに「年度三田会(今回は2007年三田会)」の発足式に変わってしまうからです。

塾長・理事・各学部長などの壇上者はそのままで、応援指導部が持つ塾旗が入場し、年度三田会の代表が三田会の発足を宣言し、連合三田会の服部会長が歓迎の言葉を述べる。(そもそも、式の最初から服部会長は壇上に居たわけですけど)
ちなみに、
3)慶應義塾大学大学院
では、2)のようなイベントはなかったですけどね。
あ、そうそう、2)3)における評議員の席は、壇上ではなく、フロアの最前列、学位記を受ける塾生代表のすぐ右横でした。
