2007年05月28日

『ヤバい経済学』風に考えると、麻疹は

来ました、とうとう。

義塾にも。

6月1日までの間、休講です。


はしか(麻疹)の流行に伴う休講について
《報道発表:慶應義塾5月26日付け》



ちなみに6月2日(土)は、慶早戦です。



この麻疹騒ぎ、かなり耳目を賑わせているわけですが、何か微妙なものを感じます。

「ここまで騒ぐほどのことなのか」と。

国立感染症研究所感染症情報センターによると、ここ20年間の死亡者数は(それほど流行していなかったこともあるかと思いますが)、一貫して減り続けています。
【麻疹が死亡原因として報告された死亡者数】

ここ10年であれば、多くて40名ぐらい、だいたい20名前後を推移している感じです。



さて、ここで考えてみたいのですが、これは多いのか、少ないのか。

【インフルエンザによる死亡者数】

【事故死亡者数(過去5ヵ年平均)】

そう、麻疹で死亡する確率はJRの在来線での事故でなくなる確率の10分の1でしかないんです。

もっと見てみると、
【いろいろな事項についての10万人あたりの年間死亡数(2005年版)】
という形になります。


さて、この数字をどう見るか。

全学休講、「転ばぬ先の杖」としては有効とも言えますが、杖、多すぎません、もしかして?



【関連サイト】
国立感染症研究所感染症情報センター

【関連書籍】

posted by Tommy at 22:24| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 慶應義塾 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ふ〜ん、そんなもんなんだねぇ。
でも死亡もそうだけど、大人がかかると
子供の倍以上は辛いのが嫌だよねぇ。
子供の病気ってみんなそう。
大人がかかると辛すぎる。。。
これから梅雨には別のが流行るかもね。
Tommyもご用心。
Posted by たいまみ at 2007年05月29日 22:51
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