インドって、どれくらいあったのか、想像できますか?
な、なんと16%もあったんだそうです!
ちなみに中国が28.7%で、実に中印両国で45%近くあったことになります。(ちなみに人口だと全世界の55%!)
日経:中国のGDPは日本の2倍(世界銀行)……こんなことにカリカリしてはいけない
書籍:世界経済の成長史1820‐1992年―199カ国を対象とする分析と推計
さて、なぜこんな話をするかと言いますと、これです。
優れた学生呼び込め、東大がIT急成長のインドに事務所
《新聞記事:読売新聞8月18日付け》
新聞タイトルそのままなんですが、IT分野で急成長しているインドに、来年「インドオフィス」を立ち上げ、インド工科大学などと学術交流を考えている、という記事なんです。
「欧米に流れるインドの優秀な人材と技術を呼び込み、浮上の足がかりにしたい考えだ」と、記事は書いてあるわけですが・・・
はたして「欧米に流れる」人材なんて、呼び込めるのでしょうか?
言語環境は日本語だし、生活環境だって十分に整っていない。居続けたとしても英語が上達するわけでもないし、企業に入ったとしても「ガラスの天井」を感じてしまう・・・
そんなところに、人材が惹きつけられる理由があるでしょうか?
更に新聞記事には、東大関係者のコメントとして「人材豊富なインドから優秀な留学生を積極的に受け入れ、共同研究の実績も積み重ねることで、世界トップの大学を目指したい」という言葉があります。
ちょっと気になるんですよね。
「国立大学法人」としての役割ってなんだろう、って。
研究レベルとして世界に伍したい、というのは理解できるのですが、それをインドに依存するのか、と。
ちょっとナショナリスティックですかね?