2007年10月08日

東大が博士課程を実質無料に

さてさて「世界の東京大学」は、やることが違うようです。


東大、博士課程の授業料「ゼロ」・頭脳流出歯止め狙う
《報道記事:日本経済新聞9月29日付け》



新聞記事をそのまま転載しますと:
東京大学は来年度から、大学院博士課程に在籍する学生(約6000人)の授業料負担を実質ゼロにする方針を固めた。国立大では初の試みで、財源に約10億円を充てる。欧米や中国の一流大との“頭脳獲得競争”が激化する中、国内外の優秀な学生を招くには奨学制度の抜本的な充実が不可欠と判断した。

 東大によると、博士課程の授業料は年52万800円。在籍する約6000人のうち約3500人はすでに各種の奨学金や研究奨励金を得ており、残る約2500人から休学者を除いた約1700人の支援財源として約10億円を経費節減などで工面。1人当たりの支給額は約58万円で、授業料を賄える計算だ。


ということだそうで。


気になることが・・・
かなりキビシメに言うと「博士課程在籍者はその全員が無料となる対象のレベルなのか」
ということです。

私自身、修士課程に(働きながらですが)通っていたこともあり、大学院に通う方たちがどのような境遇にあるのかもある程度は理解しているつもりです。

ただ、最近の「大学院重点化」で起きている現象は「大学院生の量は増えているけど、質が維持されているとは限らない」ということです。
また、博士課程まで進める門戸が広くなったことによって、博士課程以後に「社会」との接点が後ろ倒しにされ、大学院生に「社会人力」をつける機会が後退してしまうことです。

「全員」というのが気になります、とっても。

将来を見据えて「優秀な人材に限って」ということであれば、まだしも、全員となってしまうと、歪みが出るのではと。




【今日(10月8日)は何の日】
シカゴ大火(1871)、閔妃事件(1895)、蒋介石が中国国民政府主席に就任(1928)

【今日が誕生日】
カール10世(1622)、宮澤喜一(1919)、マット・ディモン(1970)

【今日が忌日】
徳川宗春(1764)、ヴィリー・ブラント(1992)、ジャック・デリダ(2004)



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posted by Tommy at 23:41| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 大学一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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