というのは皆さんご存知かと思いますが、
来年、もう一つ、日本で重要なイベントがあります。
「北海道洞爺湖サミット」です。
1975年にフランスのランブイエで開かれて以来、今年で32年目となるサミットは、いつの間にか「先進国首脳会議」から「主要国首脳会議」と性質を変えていますが、いまだ日本外交のハイライトと位置づけられている舞台です。
さて、この33回目となる来年の「北海道洞爺湖サミット」では、首脳会議等と合わせて「G8大学サミット」を開催する計画が進んでいます。
「大学サミット」 札幌開催決定 参加40校前後に
《新聞記事:北海道新聞11月10日付け》
記事によると、
北大など国内の主要十四大学は九日、北海道洞爺湖サミットに連動した「G8大学サミット」を来年六月三十日−七月一日に札幌市内で開催すると発表した。サミット参加のG8各国のほか、中国、インドなどの主要大学の学長が一堂に会し、「持続可能な社会の確立」をテーマに議論を深める。参加大学は四十前後になる見通し。
国内からの参加は、北大と東大、京大など国公立十大学と、早稲田、慶応など私立四大学で、八日に運営会議(議長・小宮山宏東大学長)を設立した。北大の佐伯浩学長が実行委員長(運営会議副議長)に就き、受け入れの中核を担う。
海外からの参加大学は決まっていないが、G8は一カ国二大学程度、中国とインド、韓国、南アフリカ、ブラジルなど各国から一大学程度とし、年内に運営会議が各大学に対して学長出席を打診する。
当日は、環境保全のための大学の役割についても議論し、宣言文を採択する方向で、運営会議がさらに内容を詰める。
ということだそうです。
日本から参加するのは、国立大学10大学と私立4大学で、他の国が各国2大学ずつだそうですが、「ホームの特権だな」と思ってしまいます。
なんといっても、つい先日発表された英国タイムズ紙による「世界大学ランキング」の結果を思い出してしまうからです。
世界大学ランキング
200位までだと、日本で一番ランキングが高い東大が17位、次が25位の京大、以下、大阪大(46位)、東工大(90位)、東北大(102位)、名大(112位)、九大(136位)、北大(151位)、慶大(161位)、早大(180位)、と続くわけです。
ランキングの功罪については様々な意見がありますが、それはひとまず置いておいて、こう見ると「こんなランキングが低い大学が、世界の著名な大学のホストが務まるのか」とちょっと心配になってしまいます。
とはいえ、逆に言えば、世界に「日本に○○大学あり」と存在感を示せるチャンスなわけで、頑張ってほしいものです。
【今日(11月13日)は何の日】
コッホがツベルクリン療法を発表(1890)、高橋是清内閣発足(1921)、ハワード・カーターがツタンカーメンの棺を開ける(1925)
【今日が誕生日】
アウグスティヌス(354)、岸信介(1896)、ウーピー・ゴールドバーグ(1949)
【今日が忌日】
エンリケ航海王子(1460)、天海(1643)、ロッシーニ(1868)