さて、関関同立の話を。
いま、関西地域がアツイです。
各大学、順々に、ここ1年ぐらいの動きを見ていきたいと思います。
その1:
関西大学(かんさいだいがく)
恐らく、この大学の最近の動きを説明するためには、以下の二つに着目する必要があるでしょう。
・関西大学の経営理念・基本方針
・財務情報
いわゆる「有名私立大学」の中で、ここまでスッキリと「経営方針」と「財務」を明示・公開しているところはないのではないでしょうか?
これは、もはや一般企業と遜色のない開示レベルです。
どうやらこの動きを支えているのが
中長期戦略構想策定体制のようです。
実際のところ、どの程度機能しているかは窺い知れませんが、何を考えるか、そのために誰がどうするのかが、比較的明らかになっています。
そして、更には単年度ごとの「行動計画」が。
・平成20年度行動計画
・平成19年度行動計画
・平成18年度行動計画
いやはや、脱帽です。
そして、この活動の結果が以下のようになって現われています。
・高槻新キャンパスの設置(2010年4月〜)
「小中高一貫教育」
小学校:「関西大学初等部」
中学校:「関西大学中等部」
高等学校:「関西大学高等部」
「新学部・大学院」
学部:「社会安全学部」
研究科:「社会安全学研究科」
・08年03月05日:外国語学部新設(2009年4月〜)
・08年02月05日:堺市に新キャンパスを開設
堺市立商業高等学校・第二商業高等学校校地に「健康文化学部」を設置(2010年4月〜)
・08年1月9日:関西大学・大阪医科大学・大阪薬科大学の3大学で全国初の共同学部を設置
・07年3月15日:福武学園と合併(2008年4月1日〜)
北陽高校 → 関西大学北陽高校
関西大学は、私の「これまでの」印象は、それほどアグレッシブではない/あまり特徴がないというレベルに留まっていたわけですが、これを見てしまった今、これまでの印象は修正せざるを得ません。
「強い関西大学」を目指し、眠れる獅子が目を覚ましたという感じがします。
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11月8日:「創立150年記念式典」まで、あと172日
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